下駄箱の皆さん、学祭つまんないですか?

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201711

下駄箱でだけ楽しんでいる生徒さんからすれば、学園祭なんてあまり興味が持てないイベントかもしれません。でも、はじめから無関心だった人はいいんですけど、「気になって行ってみたけどつまんなかった」っていう人には耳寄りな情報があります。

あなたはどうして学園祭をつまらないと感じたのでしょう?

よく聞く理由は「クオリティが低いから」です。ぼくの小説については事実ですが(ブワ)、しかし、他の方々の展示作品については違います。

リアル学園祭を思い出してください。学生が出す模擬店の料理と、ミシュラン三つ星レストランの料理、どちらがおいしいでしょうか。学生が遊びで作った料理を、にもかかわらず食べにきてしかも満足して帰っていくお客さんがいるのはなぜでしょうか。

料理以外の魅力を味わっているからです。それは、人との関係性。「同じ学校の友達がやってる店だから行く」ってことですね。単なるアマチュア作品には興味なくても、それを友達がやってるならちょっと興味がわきませんか? 友達とまでは言えない、なにかしらからみのある知り合いとかでもいいですよ。

「低クオリティでつまんねー」と思うとしたら、それはあなたがあなたと無関係な人の展示を見にいってしまったからかもしれません。友達などの、いくらかでもあなた自身とかかわりがある人の展示なら、クオリティの高低によらず、少なくとも関係性の程度に応じた面白さは感じてしまうものです。先生のように点数をつける目線ではなく、対等な生徒として素直に楽しめてしまいます。

友達がいないと学園祭は楽しめません。友達同士で楽しむのが学園祭だからです。内輪の話で盛り上がるのも、部外者が面白くないのも仕方がない。学園祭を楽しむためには輪に入るしかありません。

……だったら学園祭なんか楽しめなくていい?

それもアリですよね。実際、下駄箱だけで楽しく遊べている人もいます。ただ、輪に入るのは難しいと思いこんで諦めているのだとしたら、ちょっともったいないかもしれません。確かに、知らない輪の中に飛びこんですぐに仲良くなれるわけではありません。警戒されることすらあります。突然のゲームチャットが煙たがられるように。

少しずつ歩を進めていきましょう。公式部や同好会などには共通の趣味を持つ生徒が集まっています。興味がある話題なら話しやすいし楽しいですよね。気楽な他愛もないおしゃべりを、一回の時間は短くても何日も何ヶ月も続けているうちに、自然と距離は縮まっていきます。下駄箱でなかなか友達ができず困っている人にはお勧めの方法です。

公式部や同好会に仮入部する勇気がないという人には、それこそ学園祭がチャンスです。出展教室には誰でも自由に出入りできます。まだお客さんとしてではありますが、それでも歓迎はしてもらえます。各団体の活動内容をかいま見て、雰囲気を肌で感じて、入りたい輪かどうかを考えてみましょう。

来年あたり、今まさに学園祭で盛り上がっている人たちと同じように、あなたも学園祭を心から楽しめる人になっているかもしれません。

 


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執筆(大)好き♡同好会、残念ながら今回は出展できませんでしたので、ぼくは「おいでよ♪なぞ部」というところで作品を展示しました。ブログ記事のトップにある写真は、なぞ部さんからお借りしたものです。下駄箱ユーザー好み(?)のミニゲームなので、よかったら気軽に遊びにきてくださいね~!(爆)

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